今回は建設機械メンテナンスのタブー10選の9番目をご紹介します。早速、本題に進みましょう。
プランジャストローク許容値を確認しないでください
プランジャ燃料噴射ポンプのデバッグ中、多くの保守員はプランジャのストローク余裕の確認に注意を払いません。プランジャのいわゆるストローク余裕とは、プランジャがカムシャフト上のカムによって上死点まで押し込まれた後、上方向に移動し続けることができる移動量を指します。給油開始時間を調整した後にストローク余裕を確認する必要があるのは、プランジャのストローク余裕がプランジャやスリーブの摩耗に関係するためです。プランジャやスリーブが摩耗すると、給油を開始するまでにプランジャがしばらく上昇する必要があり、給油の開始が遅れます。アジャストボルトを緩めたり、厚いアジャストパッドやガスケットを使用すると、プランジャの最下点位置が上方に移動し、プランジャのストローク余裕が減少します。したがって、燃料噴射ポンプを修理およびデバッグするときは、まずこのストローク余裕を確認して、燃料噴射ポンプがまだ調整できるかどうかを判断する必要があります。
検査時には、燃料噴射ポンプのさまざまな構造に応じて、次のさまざまな方法を使用する必要があります。
a) カムシャフトを回転させ、プランジャを上死点まで押し、オイル出口バルブとバルブシートを取り外し、デプスバーニアで測定します。
b) プランジャを上死点まで押し込んだ後、ドライバーを使用してプランジャスプリングのスプリングシートをこじ開け、プランジャを最高点まで上昇させます。
次に、シックネスゲージを使用して、プランジャーの下面とタペット調整ボルトの間を測定します。プランジャの標準ストロークマージンは約1.5mmですが、摩耗後の最終ストロークマージンは0.5mm以上となります。
購入する必要がある場合プランジャーポンプなどの付属品建設機械のメンテナンスの際はぜひご相談ください。購入したい場合はXCMG製品、また、お問い合わせいただくか、当社の Web サイトをご覧ください (Web サイトに掲載されていないモデルについては、直接ご相談いただけます)。CCMIE は心を込めて対応させていただきます。
投稿日時: 2024 年 6 月 25 日